【第2回倉庫作業トラブル事例 】フォークリフト編②
前項フォークリフトのトラブル事例①の続きとなります。
荷崩れを起こし傾向が高い、パレット格納状態による事故例です。
フォークリフトでのトラブル事例
7. ストレッチフィルムが隣のパレット分と擦れ合う
パレットの保管時に、場所を圧縮するためやトラックから荷卸しをする際に隣のパレットと巻いてあるストレッチフィルムが擦れあい、引っ張られてしまうことがあります。
フィルムの巻きがあまいときは、商品も引っ張られてしまい、荷崩れを起こす可能性もあり、とても危険です。
爪で少し高めで持ち上げ、フィルムが擦れないようゆっくり下がり、対象パレットを引き抜くことが肝心です。
8. 格納パレットのストレッチフィルムを中途半端に剥がしている
パレットラックやネステナーは最低限フォークリフトが旋回できるスペース(2.5m程度)で確保している場合が大半だと思います。
パレットの抜き取りを行う際に、後進旋回しながら引き抜きますが、中途半端に剥がした状態のストレッチフィルムが付いていると、柱とフィルムが引っ付いてしまい、商品が引っ張られ荷崩れを起こすことがあります。
格納商品の状況確認を行い、フィルムは完全に剥がした状態でフォークリスト運転をすることで安全が確保できます。
9. パレットラック・ネステナーへの格納したパレットのはみ出し
パレットラック・ネステナーからの格納パレットのはみ出しは大変危険です。
フォークリフトでの通行中にパレットにぶつける事故や上段からパレットを下す作業時に下段よりはみ出したパレットと接触する事故、パレットを抜き取るため旋回した際の背面ヘッドガードが向かいパレットの商品と接触する事故など危険はたくさん潜んでいます。
当社では日々、ネステナーやパレットラックからはみ出しがないかチェックするようにしております。
みなさんも常にはみ出しがないか確認してください。
10. パレットラックのビームよりパレットが踏み外す
パレットラックには前後に横向きのビーム2本と手前から奥への縦向きのビームに合わせて積載をします。
しかし、パレットサイズがラックのビームより短い場合が多く、ビームを踏み外しパレットがバランスを崩し、商品を破損させる可能性があります。
↑パレットラックをしたから見た画像です。
フォークリフトはパワーがあり、少しの操作ミスで大きな事故につながります。
常に細心の注意を払い、作業事故撲滅を目指しましょう!